イマヨシ工房

CASUAL ATTRACTION

意味のない無駄な時間を慈しむ

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今、絵を描くことと

私が暮らしてる地域の歴史を調べることに夢中なっている。

 

夢中であることで幸福感が増す。

 

こんな大事なことを何で忘れてたんだろうって思う。

 

 

私が最初にデザイナーとして働いた会社の社長

とっても素敵な女性だった。

ロンドンのアーティスティックで前衛的な世界感を打ち出していて

社長のその感性にとても刺激を受け惹かれていた。

 

もともと体が弱かった社長は次第に経営の方に力を注ぐようになり

打ち出していたコンセプト的イメージ感も社長自身の勢いも減退していった。

よく、他のスタッフには内緒でこっそり二人でご飯を食べに行っていた。

そのときよく「私さ〜経営で目が腐っちゃった。」って

寂しそうに言ってた姿が今でも目に浮かぶ。

 

その会社を辞め何年も経った後

その社長が亡くなったことを知って足元から何かが崩れ落ちていく感覚を覚えた。

ものすごいショックだった。

 

のちに自分も自営業をやりだして

あの頃の社長の心境が痛いほどわかった。

 

でも数字を考えないといけない。

だから生産性、効率性をどんどん求めだした。

意味のないことはしない。

無駄な時間の使い方はしない。

そんな感じだった。

スケジュール帳が埋まっていると安心感は高まった。

そんな状態がカッコいいとさえ感じていた。

 

努力してやっと理想の状態まで持ってきた。

金銭的にも余裕がある

自分で自由に時間管理ができる

大好きな海外にも仕事できている

 

たまたま工場の生産がうまく間に合わず

時間を持て余すことが起きた

その時の不安やイライラ

何もしていない生産性のない時間に胃がキリキリした

 

ふと外の景色を見たとき

色がなかった。

 

あんなに憧れてた場所に今いるのに感動すらなく

何も感じない。

 

そのとき社長の言ってた言葉を思い出した。

涙が止まらなくなった。

 

願いが叶って幸せになっているはずなのに不感症になってしまった。

 

いったい何が間違っていたんだろ?!

好きな方向に行ったはず!なぜ?

その思いが日に日に増していった。

 

私は心を豊かにする時間の使い方を殺し続けていた。

効率性、生産性を求めて固まった思考を解くのにリハビリが必要だった。

 

もともと右脳よりだったものを無理やり左脳よりに変えてしまった代償は大きかった。

右脳よりだった頃の感覚がまるで思い出さない。

 

 

今でもふとした拍子に生産性を求めてる思考に気づく。

 

でも少しづつ戻ってきてくれた。

 

心が無条件にひかれる

意味のない無駄な時間を慈しむ。

 

 

創造的に生きること

これが私の魂が求めていたことだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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